🇩🇪夫の26歳の誕生日を、ドイツで迎えました!

結婚してはじめて迎えた、ドイツでの夫の誕生日。体調は万全じゃなくても、おうちごはんと、日本人パティシエさんのケーキ、デコレーションで精一杯お祝いした一日のことを書きました。

ドイツに引っ越してきて、まだ数ヶ月。
そして今年は、結婚して初めて迎える、夫の誕生日でした!

専業主婦になってから、「自分の誕生日以外は、できるだけ私がごはんを作ってお祝いしたいな」と思うようになって、レストランに行くという選択肢は最初からほとんどなくて。

この日ももちろん、「私がごはんを作ってお祝いする」と決めていました。

楽しみすぎて、何ヶ月も前から「どんなメニューにしようかな」「どんなケーキがいいかな」「飾りはどうしよう」と、ひそかにノートやスマホにアイデアをメモしていた、そんな特別な一日です。

もともと、お菓子作りが好きで、時々気合いを入れてケーキを作ることがありました。

本当は、結婚して初めて迎える夫の誕生日も、自分で焼いたケーキでお祝いできたらいいなと思っていたけれど、今の家にはミキサーもスポンジ型もなくて、オーブンにもまだ慣れていなくて…。

日本で作ったシャインマスカットのショートケーキ!

今年は無理せず、「ちゃんとおいしいケーキをお願いしよう」と決めて、パティシエの方にお任せすることにしました。

バースデーケーキをお願いしたのは、シュトゥットガルトにある Konditorei-Pâtisserie Meister Lampe というパティスリー。

日本人のパティシエさんがいらっしゃると知って、「夫の誕生日にモンブランケーキを作ってほしいです」とメールで相談しました。
サイズや雰囲気を日本語で細かくお伝えできたのは、本当に心強かったです。

当日受け取ったケーキは、“こういうモンブランが食べたい”というイメージそのまま!

ひと口食べた瞬間、「やっぱり日本の人が作るケーキは安心するなあ」と、ふっと肩の力が抜けました。
クリームの軽さや甘さのバランスに、懐かしさがぎゅっと詰まっていて、異国で食べる“いつものモンブラン”は、少し特別な味がしました。

ケーキは、夜のディナーを食べ終わったあと、キャンドルを灯して、デザートとしてゆっくり2人でいただきました。

今年はプロにお願いした、とびきりおいしいモンブラン。
「来年こそは、夫のケーキを自分で焼けたらいいな」と、心の中でそっと次の目標も決めました。

ケーキだけじゃなくて、部屋もちゃんと誕生日らしくしたくて、飾り付けもすることにしました。

家にあるものはできるだけ総動員して、足りないものは全部Amazonにおまかせ。
数字の「26」の風船や、テーブルの上を飾るデコレーション、メッセージを書ける付箋、ケーキ用のろうそくなど、「これがあったら、ちょっとだけ特別な雰囲気になるかも」と思うものを少しずつ注文しました。

ただ、このビルでは、届いた荷物は全部ビルの入り口に置かれるだけ。
私たちの部屋は4階なので、荷物が届くたびに4階から1階まで降りて取りに行って、また4階へ戻る…の繰り返しです。

「他の住人に取られちゃったりしないかな」という不安もあって、配達予定の日は基本的に出かけられず、誕生日までの1週間はほとんど引きこもり生活でした。笑

届いた飾りたちは、見つからないように当日まで箱のまま隠しておいて、本番は、誕生日の朝に一気に“サプライズ仕様”にすると決めていました。

準備だけは着々と進めていたものの、夫が会社で風邪をもらってきてしまい、私にも移ってしまって、ふたりとも少し体調を崩し気味に。なかなかスーパーに行けない日が続いていました。

その結果、誕生日の朝になっても、使いたい食材がまだ全部は揃っていないという、ちょっとスリリングな状態に。

一番近い、歩いて行けるスーパーが開くのは朝7時。
そこで誕生日当日は、6時にひとりでこっそり起きて行動開始

夫がまだ眠っているあいだに、こっそりAmazonの箱を開けて、部屋の飾り付けを始めました。

数字の「26」の風船をふくらませてテーブルの近くに飾り、小さな付箋には、ひとつひとつ「ここに感謝していること」を書いていきました。
それを玄関付近の大きな鏡にペタペタ貼りつけていって、最終的に、鏡一面がハートの形の“感謝メッセージ”で埋まるようにデコレーションしました。

さらに、家にあるほとんどすべての鏡に、口紅で「Happy Birthday」やちょっとしたメッセージ、小さなハートマークなどを書いてデコレーション。
家の中のどこを見ても、鏡越しに「お誕生日おめでとう」が目に入るようにしました。

部屋が一気に“バースデーバージョン”になったところで上着を着て、夫には内緒のまま、その足でスーパーへ。

外はまだ真っ暗で、人通りもほとんどなくて、静かな早朝の道をひとりで歩くのは、正直ちょっと怖かったけれど、「おいしいごはんとお花で、今日を素敵な日にしたいな」と思いながら、少しだけ背筋を伸ばして歩きました。

スーパーでは料理に必要な食材をさっとカゴに入れて、最後にそっとお花も一緒に購入。
帰り道、薄暗い道で手提げ袋の中のお花がちらっと見えるたびに、「きっとびっくりしてくれる」と、一人でにやにやしながら家に戻りました。

この日は一日中外に出ない代わりに、「おうちでホテルステイしているみたいな気分」になれるように、朝・昼・夜と、ホテルで出てきそうなメニューをイメージして考えました。

朝:ルームサービスで届いたみたいなブレックファスト

朝ごはんは、ホテルのビュッフェではなく、ルームサービスで届く、軽めのブレックファストプレートをイメージして。

  • 季節のフルーツとレタスのモーニングサラダ
  • ベーコン&エッグのブレックファーストラップ

レタスのしゃきっとした食感に、フルーツの甘さが少し加わって、重すぎないけれど、ちゃんと「ごはん感」のある朝食になりました。

昼:ホテルの洋食レストラン風ランチセット

お昼は、ホテルの洋食レストランで食べる軽めのランチセットをイメージしたメニューに。

  • 肉汁たっぷり自家製ハンバーグステーキ
  • トリュフサラミと自家製ピクルスの前菜プレート バゲット添え
  • トマトとモッツァレラのカプレーゼ バジルの香り

メインは、王道のハンバーグステーキ。
そこに、トリュフサラミとピクルス、バゲットを合わせた前菜風の一皿と、さっぱりしたカプレーゼを添えて、「ホテルの洋食ランチコースの3品目まで」みたいな雰囲気にしました。

夜:お部屋で楽しむ、ホテルディナーコース風

夜は、一日のクライマックスとして、ホテルディナーコースをお部屋で食べているようなイメージで。

  • ハーブとガーリックでマリネしたラムチョップ
  • なめらかクリーミー・マッシュポテト
  • はちみつグレーズのローステッドキャロット
  • 黒トリュフ香るポルチーニリゾット
  • グリーンサラダ 自家製ヴィネグレットドレッシング
  • モンブランのバースデーケーキ

テーブルに一皿ずつ並べていくと、いつものキッチンとダイニングなのに、なんとなく「ホテルの部屋でルームサービスのディナーを広げている」ような不思議な感じに。

食後には、キャンドルを灯したモンブランのバースデーケーキをデザートに。
夫がぽつりと「本当にレストランみたいだね」と言ってくれて、一日かけて準備したあれこれが全部報われたような気持ちになりました。

結婚してはじめて迎える夫の誕生日を、こうしてドイツでお祝いすることになるなんて、少し前の自分が知ったらきっと驚くと思います。

ケーキ屋さんを探したり、飾りを注文したり、荷物のために1階と4階を何往復もしたり、当日の朝6時にこっそり起きて部屋を飾り付けて、真っ暗な中、お花と食材を買いに行ったり。

実はこの頃、私の体調はまだ完璧に治っていたわけではなくて、本当ならもう少し休んでいたほうがよかったのかもしれません。
でも「どうしてもちゃんとお祝いしたい!」という気持ちだけで、当日までに気合いで少しずつ持ち直して、なんとかキッチンに立ちました。💪

何ヶ月も前からワクワクしながら考えてきたことと、直前になってバタバタしながら準備したことが、全部まざり合ってできあがった一日。

外に出かけなくても、体調が万全じゃなくても、「おいしいね」と言い合いながら同じテーブルを囲めることが、いちばんの贅沢なのかもしれないなぁと思いました。🌷

そんなことを、しみじみ感じた夫の26歳の誕生日。
この一年も、今日のテーブルみたいに、あたたかくて、穏やかで、ほっとできる日々になりますように。
そして来年の誕生日には、今年より元気な私で「おめでとう」と言えますように。🎂✨


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